| 説明 | 強制的に改行する |
|---|---|
| 語源 | forcing line BReak |
| 所属モジュール | Text |
| 所属コンテントセット | Inline, InlineFormattable |
| 内容 | なし |
| 内容の書式 | EMPTY |
| 関連項目 | なし |
| 公式な実装 | DTD |
br要素は、強制改行を指示します。飽くまでも強制の改行です。改行には違いありませんが、良くない使い方が蔓延している事、また、必ずしも要求される要素でもない事から、XHTML 2.0では恐らく廃止されます。現段階でも、代わりにp要素などを使うべきです。
br要素は、その昔よく流行った要素です。今でも抜けきっていない(あるいは、更に蔓延った)ようです。その原因の多くはWYSIWYGエディタにあると思っています。
WYSIWYG エディタと言うのは、文字通り、「見ているものがそのまま得るものになる」──つまり、完成後の状態を見ながら文書を編集できるエディタの事です。ワードプロセッサ、またはワープロソフトなどがこれでした。HTMLが普及すると、ワープロのようにHTML文書を作成できるWYSIWYGエディタが登場しましたが、それらの多くはEnter(あるいはReturn)に相当するものとして、このbr要素を挿入します。ワープロなら、書く環境も、見る環境も、印刷する環境も全て同じですから普通は問題ありませんが、見る人によって環境が違うHTML文書では、使いようによっては支障を来します。
例えば、Aさんが幅1200ピクセルでブラウザのウィンドウを開いていて、幅が1000ピクセルの辺りで折り返されるようにbr要素をつかって整形したとします。少なくとも作成者のAさんは、自分の環境では綺麗に見えるように作ります。ところが、Aさんのページを見ているBさんは、レポートを書く為にワープロソフトを起動して、ブラウザの為に横幅600ピクセルしか割り当てないかも知れません。更に、Cさんは大きなディスプレイを持っておらず、最大でも横幅800ピクセルしか用意できないかも知れません。br要素は強制改行ですから、こんな時でも決まった位置で改行しようとして、はみ出た分が少しだけ次の行に送られてしまう事になります。次の例を、ブラウザの横幅や文字の大きさを調節して見てみて下さい(グラフィカルブラウザじゃない人はごめんなさい)。
[出力例開始]
[出力例終了]
如何に無様に見えるか、お分かりでしょう(ちなみに、上の例はこの文書を書いている環境で綺麗に見えるように整形されたものです)。この事を避ける為にフォントの大きさを固定したり、表示幅を固定したりするのは下の下策です。問題なのはbr要素の使い方であって、勝手に自動改行されてしまう事ではありません。
では、どう使えばいいのか。簡単な事です。整形の為にbr要素を使うのではなく、文区切り、あるいは大きな意味の区切れでbr要素を使えばよいのです。これは、p要素の内容をどこで切ればいいのか、という問題と同じ事です。基本は自動改行ですからね。
……と、ここまでbr要素の適切な使い方について力説してきましたが、やはりbr要素ではなくp要素などを使うのがあるべき姿です。br要素も過去の遺物……よりスマートな記述を今から心がけるべきでしょう。
使うべきでない要素の適切な使い方も何もないですが……p要素の終了タグを書く位置に<br/>を置けばいいでしょう。
[プログラムコード開始]
[プログラムコード終了]
しかし、気を付けて下さい。正しい使い方をすれば、p要素の代わりになる訳ではありません。 body要素は、PCDATAデータタイプやInlineコンテントセットを直下に持つ事はできないのですから。
| [br] | ||
|---|---|---|
| Published | : | 2006-03-26T09:00:00+09:00 |
| Last Modified | : | 2006-07-26T09:00:00+09:00 |
| Table of Contents | : | 要素目次 |
| Index | : | 要素索引 |
| Verified with | : |
|