あーやだやだ、なんでどれもこれも横幅もフォントサイズもピクセル固定のスタイルばかりなんでしょうかMovable TypeのStyle Catcherで取得できるスタイルは。Styleとしては合格かも知れませんが、Designとしては不合格じゃないでしょうか。適当にいじって横幅もフォントサイズも可変にしてみましたが、こんなんじゃ気軽にスタイル変えられないですね。はぁ、これでまた一つ消滅事由が増えた。
愚痴はさておき、FLAC(Free Lossless Audio Codec)のバージョンが1.1.4になっていたので、今まで使っていたFLAC用のDLLもバージョンアップしました。以前のDLLはlibflac-1.1.2を使っていたので、結構違いがありました。と言っても1.1.4はプログラミングインターフェースには大した差は無くて、大きな変更があったのは1.1.3なんですが、
- file_decoder、seekable_stream_decoderはstream_decoderに統合
- libOggFLAC、libOggFLAC++はそれぞれlibFLAC、libFLAC++に統合
- stream_decoderの初期化方法の変更(但し、その他の面では統一的に扱えるようになった)
- 他、ステータスを表す列挙型のメンバの変更
……などなど、まぁ変えなければならない箇所がわんさか。おまけにlibflacは、libvorbisのものよりもソースに手を加えなければならない箇所が多い(28箇所、コールバック関数の呼び出し規約を__stdcallに変えなければならない)ので、ちょっとうんざりしました。nasmからエクスポートされる関数が__cdeclなもんで、既定値を__stdcallにすると余計面倒くさくなりそう(未確認)なんですよねぇ。まぁ、スマートになったから良しとしますか。
ちなみにFLAC 1.1.4の最大の魅力はエンコード速度・デコード速度の劇的な上昇で、-8オプション(最高圧縮)のエンコードスピードは約2倍になったとか(体感的にもそのくらいです)。デコードの方は調べていませんが、最近作っていた曲のループ境界探索ツールで実験した所、同じサウンドデータから作ったRIFF Wave(生のPCM)オーディオ、Ogg Vorbisオーディオ、Native FLACオーディオ、Ogg FLACオーディオに対して同じ条件で探索してみても、かかる時間は全て約5分で、有意な差は殆ど感じられませんでした。
ここ一週間、libflac-1.1.4の他にも、DirectSound周りのライブラリやそのテスト用ツールを改良していました。大分満足できるできになりましたが、Direct3D周りにはまだまだやる事が残っているのでした。
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